SSブログ

1/700 日本海軍駆逐艦・春雨/海風(フジミ・特EASY)製作・その2(完成) [駆逐艦(1/700)]

続いて、魚雷発射管や煙突。
 
春雨03.jpg
煙突上部の黒い部分は、それ用のシールを貼っています。

ここらへんに「軍艦色以外は、ほぼシールで再現する!」
という意気込みを感じますね。


魚雷格納庫。

春雨04.jpg
ここもパーツが非常に細かい・・・!

でも、ピンセットさえあれば、それほど難しくはありません。

まあ、何度かパーツを飛ばしてしまいましたが・・・(;^ν^)


いよいよ甲板です。

付属のシールを貼る上では、最も難易度が高そうな場所です。

リノリウムを再現したシールは、艦上構造物を避けるように
小さな穴がたくさん開いています。

しかし、これが予め切り抜かれているわけではなく、
ミシン線(?)が入っているのを一つ一つ、手でくり抜き、
貼っていく必要があります。

慎重に位置を見極めながら、余分な部分を取り除き、
引っ張ると破けそうなので、あまり力を込めずに
なおかつ空気が入らないように慎重に、慎重に・・・。

春雨05.jpg
春雨06.jpg
貼り付けた後は、綿棒と爪楊枝でしっかり定着させます。

最初はちょっとコツが掴めず苦労しましたが、
2隻分をこなしていくうちに、だんだん慣れてきました。
春雨07.jpg

作業的には、ここが一番の山かもしれません。

シール自体は、かなり薄くてシワになりにくい印象でした。


この後は、どんどんパーツを船体に取り付けていきます。

春雨09.jpg
春雨10.jpg
どんどん形になっていくので、この辺りが一番楽しいです。


組み立てが終わったら、軽くスミ入れして、
トップコート(つや消し)を吹き付けて完成です。

塗装は一切しないで完成させてみました。

春雨20.jpg
春雨21.jpg
春雨22.jpg
春雨23.jpg
もはや、どちらが春雨で、どちらが海風か分かりません・・・(・∀・;)


作り始める前は、初となるフジミさんのキットだっただけに
「完成まで辿り着けるかな・・・」と、少し不安を感じていましたが、
実際に手を動かしていけば、特に困ることはなく、
組み上げることができました。

ちょっと身構えし過ぎたかもしれません。

出来上がってみれば、細かくシャープなディテールに大満足です。

同時に2隻つくっていても、ストレス無く進めました。


さて、この「特EASY」シリーズ。

昨今、各メーカーのスケールモデルはどんどんマニアックな製品や
細かく精密な部品構成のキットが発売され、艦船模型に限らず、
初心者が入っていくには、やや敷居が上がり過ぎた印象があります。

プラモデル作りを趣味とする人口が減少しつつある(と思う)なか、
フジミ模型さんは、この「特EASY」を投入することで初心者へアプローチし、
スケールモデルを作る層の拡大を考えているようですね。

フジミ模型さんの挑戦する姿勢は、業界にとっても
有意義なものと言えるのではないでしょうか。


共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。